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 PHOTO & WORDS   「 光の世界の中で 」



「来年の今日もまた一緒にいられるのかな・・・・」
彼女は少し切なげに笑って、握っていた僕の手を強くぎゅっとした。

好きで好きでどうしようもないのに、僕達はいつもすぐにぶつかりあっていた。

クリスマスイブ。
夜の街は、昼間よりも明るく感じられるほどの光の世界になる。

PHOTO & WORDS 008

僕は彼女の満足する答えを用意できないまま、足を進めていた。
言葉を失いかけた僕達の目の飛び込んできたのは、この街一番のイルミネーションだった。

「凄いよー!綺麗!」
彼女の顔に光が灯り、僕は少しだけホッとした。

僕の事を忘れたようにはしゃいでるクセして、繋いだ手だけは絶対に離さない彼女を、気がつくと僕は抱き締めていた。
頬に感じる彼女の髪の柔らかさに、胸の奥で何かが痛んだ。

「本当はきみがいないと駄目なのに・・・・」
言葉にできない想いを、僕は彼女の手に伝えた。
いつもは冷たい彼女の手が、今日だけはとても温かかった。

「今日はすごくあったかいね」
「それは今日一緒にいられるのが嬉しいからだよ」

そんな彼女からの答えに思わずこぼれそうになる涙をこらえて、このまま時間が止まってしまえばいいのに・・・・僕はそう思った。

「来年の今日もまた一緒にいてくれる?」
僕のそんな問いに、彼女はキラキラした瞳で僕を見てから、僕の手を力いっぱいぎゅっとした。